城内観音堂に祀られている本尊の観音菩薩は、直径15センチほどの懸仏ですが、この観音菩薩には不思議な伝承があるといいます。
その昔、大火にあったときに身代わりとなって延焼を食い止め、真っ黒になったものの焼けなかったというのです。現存する本尊には火をかぶった跡はなく、あくまでも伝説にすぎませんが、この言い伝えに通じる奇祭が今なお受け継がれています。
今月2月5日(土)18時〜20時に實相寺の裏で互いの顔のスミを付け合う奇祭「スミ付けまつり」が行われます。
火難よけ・安産・無病息災を祈願する祭りとして、約400年前から矢巾町城内地区に「焼き観音お年越し」と伝えられています。
祈願の種類:火難よけ・安産・無病息災
煙峰山 實相寺
岩手県紫波郡矢巾町
http://www.e-tera.jp/oterasan/iwate/13-siwagun/04-jissouji.html